2010年03月22日
川俣晶の縁側ソフトウェア技術雑記 total 8219 count

FreeBSDのbindでopen files数が足りない問題とworking directory is not writable問題

Written By: 川俣 晶連絡先

 いつからか分かりませんが、6.xから8.0にアップグレードしたFreeBSDのbindで問題が出ていたので修復。

問題点のログ §

 以下がログの一例です。

Mar 21 14:00:15 tina named[639]: max open files (3520) is smaller than max sockets (4096)

Mar 21 14:00:15 tina named[639]: the working directory is not writable

the working directory is not writable対策 §

 http://bbs.chinaunix.net/viewthread.php?tid=1516828を参考に作業。

 作業ディレクトリに手動で設定しても戻ってしまうので、設定が必要です。

 つまり以下の通り。vimはviに変えてあります。実際はcdで移動して作業したのでフルパスを打ってませんが。

#chmod u+w /etc/mtree/BIND.chroot.dist

#vi /etc/mtree/BIND.chroot.dist

Change in /etc/mtree/BIND.chroot.dist

/set type=dir uname=root gname=wheel mode=0755

to

/set type=dir uname=bind gname=wheel mode=0755

max open files (3520) is smaller than max sockets (4096)対策 §

 /etc/sysctl.confに以下の2行を追加。

kern.maxfiles=4096

kern.maxfilesperproc=4096

 ただし、longin.confも関係する可能性あり。

 kern.maxfilesだけではダメで、kern.maxfilesperprocも指定する必要がありました。

感想 §

 1つめの問題は、読めない中国語の情報を参考に直してしまいましたが、言葉は分からなくても参考になってしまうものですね。おそらく、日本語のページも日本語を読めない他国人からも参考にされていると思いますが、それも良く分かる話です。

 2つめの問題は、kern.maxfilesを変えろという話は見つけましたが、kern.maxfilesperprocもsysctl関係の情報で発見して指定してみたら当たりでした。